課金モデル
買い切り vs サブスク
「課金した人あたり」ではなく「興味を持った人あたり」で、買い切りとサブスクの収益を比較します。
無料計算ツール
前提条件
興味を持った1人あたり
- 買い切りの手取り
- ¥4,250
- サブスクの手取り
- ¥4,295
- サブスクが追い越す時点
- 35ヶ月目
- 平均継続期間
- 16.8 ヶ月
- Apple手数料(買い切り)
- ¥750
- Apple手数料(サブスク)
- ¥758
試算値です。「興味を持った1人あたり」で比較しているため、購入率の差が結果に反映されます。継続課金は買い切りより購入率が下がるのが通常で、ここを100%にするとサブスクが実態より有利に見えます。アップグレード、有料メジャーバージョン、返金、税金、サポートコストは含みません。
よくある比較の落とし穴
この手の比較でよく見かけるのは、買い切り価格と「月額×12ヶ月」を並べて、サブスクの勝ちと結論づけるものです。しかしこれは答えが最初から埋め込まれた計算です。どちらのモデルでも同じ人数が購入する、という前提が置かれているためで、実際にはそうなりません。継続的な支払いを求めるほうが、一度きりの支払いより購入のハードルは明らかに高くなります。
そこでこのツールは「興味を持った1人あたり」で比較します。サブスクの購入率が買い切りの60%であれば、収益を生むのは興味を持った人の6割だけ、という計算になります。購入率を100%に設定すれば、よくある楽観的な結論がそのまま再現されます。その差を見ることで、一般に語られる「サブスクのほうが儲かる」という結論のうち、どれだけがこの前提に依存しているかが分かります。
もうひとつの軸が解約率です。サブスク収益は減衰する等比級数の和なので、月次解約率5%なら平均継続期間はおよそ20ヶ月で、無限に積み上がるわけではありません。「サブスクが追い越す時点」は、買い切り1回分の収益を上回るまでに何ヶ月引き止める必要があるかを示します。この月数が平均継続期間を超えているなら、そのサブスク設計は買い切りに負けています。
Appleの手数料はどちらのモデルにも同じように適用されます。標準30%、Small Business Program対象なら15%で、サブスクは1年継続後に15%へ下がります。買い切りにはこの引き下げがないため、標準手数料の開発者ほど長期継続のサブスクが相対的に有利になります。手数料の前提は2026-08-25時点のものです。